ENTRY

会社概要 ABOUT

日証金の代表的な業務をご紹介します。

貸借取引

icon

証券会社に対して、制度信用取引の決済に必要な資金や株式の貸付を行う、日証金の基幹業務です。

img

投資家が証券会社から買付資金や売却株式を借りて行う売買を信用取引といい、このうち、反対売買期限等が定められているものを制度信用取引と呼んでいます。証券会社が行うこれらの貸付の元となる資金や株式を証券会社に対して貸し付けているのが、日証金の基幹業務である貸借取引です。この業務を行うには、金融商品取引法上の免許を得たうえで証券取引所から指定を受けることが必要です。毎日、多くの証券会社から大量の貸借申込を受け、証券取引所での決済に必要となる資金と株式を責任を持って供給します。できるだけ幅広く制度信用取引を利用していただくよう、貸借取引で扱える銘柄の拡大と株式調達力の向上に努めています。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    株式マーケットの
    状況の確認

    さまざまなニュースをいち早く察知し、マーケットへの影響とその後の動きを把握。

  • 2
    icon

    申込制限情報等の
    発表

    特定銘柄に申込みが集中した場合、証券会社に注意喚起や申込停止措置を発表。

  • 3
    icon

    貸借取引申込受付

    夕方、証券会社から一斉に入ってくる貸借取引の申込状況を監視。申込終了後、報道機関等に発表。

  • 4
    icon

    貸借取引の管理・保全

    証券会社への提供書類の作成や決済までの管理、各種問合せ等に対応。

一般貸株

icon

貸借取引とは別に、売買取引の決済などに必要な株式を証券会社に貸し付ける業務です。

img

制度信用取引をサポートする貸借取引とは別に、使途制限がなく自由度の高い貸株サービスに一般貸株があります。証券会社は決済日までに必要な株式を用意できない場合や、現物と先物の裁定取引などに利用しています。さまざまな銘柄について、注文を受けてから直ちに株式の貸付を実行できるのが強みです。この業務を担当する貸株課は、生・損保等の機関投資家から株式を調達するチームと、証券会社からの貸株打診に応えて株式を貸し出すチームで構成されています。長年のノウハウが蓄積されたスピーディでダイナミックな業務です。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    A社の株価に
    大きな値動き発生

    何かのニュースにより、A社の株価が大きく動いた場合、今後のA社株の貸株ニーズを予測。

  • 2
    icon

    証券会社から
    貸株の打診が入る

    多数の証券会社からA社株を貸してほしいという打診が入る。状況を判断しつつ貸付株数やレートを検討。

  • 3
    icon

    A社株の
    保有先と交渉

    A社株を保有する機関投資家等に連絡し交渉。状況を説明し、当社の要望に沿う形で借株承諾を得る。

  • 4
    icon

    証券会社との
    貸付約定

    需給状況等から貸付先証券会社を絞り込み交渉。条件を提示し、交渉が成立したら貸付約定となる。

債券貸借取引

icon

金融機関や証券会社が行う、国債をはじめとした債券の貸し借りを仲介する業務です。

img

債券貸借取引は、金融機関や証券会社が行う国債をはじめとする債券の貸借取引を仲介する業務です。日証金が間に立つことで、債券ディーラーたちは自社の債券・資金ポジション等を競合他社に知られることなく、必要な債券を調達したり、ロングポジションの債券を貸し付けることなどができます。債券貸借取引業務は、債券流通市場の流動性を高めるとともに、資金調達手段としての債券発行市場の機能を支えています。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    マーケットの
    見通しを立てる

    日銀金融政策や金利状況等から国債マーケット状況と今後の見通しを自分なりに整理する。

  • 2
    icon

    取引先の
    ニーズを確認

    取引先が必要としている債券の銘柄、取引の期間やレート、資金の運用、調達ニーズ等を確認。

  • 3
    icon

    各取引先と
    条件について交渉

    各取引先と交渉し条件の優先順位を確認。貸し手と借り手のニーズが合致する適正レベルの条件を探る。

  • 4
    icon

    取引先間の約定成立

    貸し手と借り手、双方のニーズを正確に確認し、条件が合ったものについて交渉を進めて約定。

証券担保ローン

icon

株式や公社債等の有価証券を担保として、個人投資家や法人を対象に融資を行う業務です。

img

株式や債券等の有価証券を担保にして、使途の自由な資金を個人投資家や法人へ融資するのが証券担保ローンです。日証金の貸付業務の中では一般の金融機関に最も近い業務で、主に証券会社と取引を行う他の貸付業務に比べると、より幅広いサービス対応力が求められます。受入担保有価証券の価格変動から日々のリスク状況を把握するなどきめ細かい対応を行っています。投資家が保有する有価証券を売却することなくキャッシュ化し、その有効活用によって証券市場の裾野の拡大に役立っています。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    借入希望の申込受付

    個人投資家や法人から借入申込書類が届く。貸付条件等を確認しリスク管理部門に連絡。

  • 2
    icon

    担保評価を踏まえて
    融資を実行

    リスク管理部門と連携し、差し入れられる担保の評価を確定。融資金額や条件を決定し融資を実行する。

  • 3
    icon

    債権の
    管理・保全を行う

    有価証券の値動きにより日々変動する差入担保の評価を日々ウォッチする等、債権の管理・保全を行う。

  • 4
    icon

    債権を回収する

    融資先との約定に基づき、定期的に利息を受け取るとともに、債権を回収する。

金融法人営業

icon

超短期から長期まで、取引先金融機関の多彩な資金ニーズを迅速に汲み取り、さまざまな貸付スキームで応えています。

img

取引先を金融機関に限定して、専門性の高い取引を行うのが金融法人営業です。超短期から中長期まで多彩な資金ニーズに応えるため、さまざまなスキームを用意しています。既成の貸付スキームのほか、国際的な金融規制への対応を進める外資系金融機関等からの要望を集約して作り上げた安定資金貸付、取引先に急を要する資金需要が発生したときの受け皿となる即日貸付など、取引先のニーズに合わせた商品を提供しています。当社の主幹業務である貸借取引は制度信用取引において必要な資金等の貸付に限定されますが、金融証券営業部が提供する資金には原則として用途制限がないため、取引先は調達した資金を金融取引において自由に使うことが可能です。また、取引先の多くが日証金の端末を設置しているため、取引先が入力して担保を入れるだけでスピーディに取引実行となるユーザビリティの高さは日証金ならではの強みといえるでしょう。このようにニーズを迅速に汲み取り、新たな貸付スキームを提案することがわが国の証券市場の活性化に繋がっている、ということができます。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    取引先を訪問

    営業した先に資金需要がある場合はその目的や期間について詳しくヒアリング。

  • 2
    icon

    貸付スキームの作成

    取引先のニーズに応えるべく最適な貸付スキームを選択。必要な場合は新規商品の開発や既成の商品の改良を行う。

  • 3
    icon

    取引先に提案

    取引先のニーズを元に考えた貸付スキームについてメリットや条件を説明。

  • 4
    icon

    貸付実施

    各金融機関との間に密接なネットワークを持つ日証金ならではのスピードで貸付できる。

資金調達

icon

業務に必要な資金を確実に、かつできるだけ低コストで調達するなど、日証金の金庫番ともいえる重要な機能を担っています。

img

資金証券部資金課では、日証金の貸借取引や各種融資業務に必要な資金を、主にコールマネー、銀行借入、コマーシャル・ペーパー(CP)発行という3つの手段により調達しています。資金調達にあたっては、コストの最小化を図るべく、調達必要量の予測に基づいて期間や利率など最適な資金調達の組み合わせを決定します。資金調達以外にも資金調達に必要となる国債担保の管理、さらに複数の銀行にある預金残高の日々の調整など、資産と負債のバランスを見据えた日証金の金庫番ともいえる重要な機能を担っています。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    業務に必要な
    資金を把握

    無駄なく、確実に資金を調達するために、業務に必要な資金の金額を正確に把握する。

  • 2
    icon

    資金の調達先と
    約定する

    コストを抑える調達を意識しつつ、インターバンク市場からコール取引という方法で資金の出し手と約定。

  • 3
    icon

    決済までの
    事務処理を依頼

    約定後、調達した資金の決済が確実に完了するよう、バック部門の担当者に事務処理を依頼する。

  • 4
    icon

    決済の終了を
    確認する

    決済に必要な事務処理が完了し、資金決済が実際に行われたことを確認する。

証券決済管理

icon

日証金で行われる取引の決済や貸付時に徴収した担保の管理、配当金など株式に付随する権利の管理を行っています。

img

日証金が行う融資や有価証券の貸付は、約定の後、決済をもって完了します。決済管理部では、日本銀行のほか各決済機関とを結ぶネットワークシステムを利用して、資金、国債、株式等の決済の実行や状況把握のほか、貸付にあたって受け入れた有価証券担保の管理を行っています。また、配当金や新株予約権といった株式に付随する権利の管理も行っています。毎日発生する多種・大量の決済を迅速・確実に行うことで日証金は市場から高い信用を得ています。

WORK FLOW

  • 1
    icon

    約定した取引や
    担保の決済

    すべてのフロント業務で約定した取引や付随する担保取引の決済状況をシステム上で監視。

  • 2
    icon

    受け入れた有価証券の
    残高管理

    決済後、取引先から受け入れた担保等、有価証券の残高を管理。担保価値減少時には追加差入を依頼。

  • 3
    icon

    有価証券の
    権利を確定

    配当金や新株予約権等の権利が本来の株主に付与されるよう、株主確定日を意識し権利保全業務を行う。

  • 4
    icon

    配当金等の
    権利処理

    権利保全した結果、株主が受け取ることのできる配当金や新株について権利処理事務を行う。