理解と情熱
証券金融業務の公共的な役割を理解し、その使命に対して情熱を持って取り組む姿勢を持つ方。
当社は、日本で唯一の証券金融会社として、証券・金融市場の発展に貢献することを使命としている会社で、1950年に証券市場の円滑な運営を支えるため、証券金融の専門機関として発足しました。以来、公共性が高い貸借取引を柱として、多岐にわたるサービスを通じて、日本の証券・金融市場を支える役割を果たしています。
貸借取引とは、資金や株式を証券会社に対して貸し出す取引です。証券会社は、投資家に株式などを「売買」という手段で提供しますが、証券金融会社は、お客様である証券会社に資金や株式を「貸借」という手段で提供することに大きな特徴があります。証券会社のビジネスに必要な資金や株式を貸し出すことから、当社は「証券界の銀行」とも呼ばれ、株式市場の安定性と信頼性を支える存在となっています。
当社の特徴は貸借取引における公共性だけではありません。証券・金融界の多様なニーズに応えるため、新たな領域に積極的に挑戦を続けており、当社が活躍するフィールドは大きく広がっています。具体的には、国内の市場参加者だけでなく海外の市場参加者との取引を拡充させており、また、国際的なフォーラムに参加することなどを通じて、海外の証券・金融市場における当社のプレゼンス向上に取り組んでいます。その他、分散型台帳技術やAIといった先端技術の導入・検討など、新領域にも踏み出しており、公共性の高い事業と挑戦的な事業の両軸を持つことが当社の大きな特徴です。
私たちが、採用面接を通じて重視するのは、学生時代の経験や大学で身に着けた知識、これまでに培ってこられたスキルだけでなく、「人となり」です。例えば、卒業論文はどんなテーマでその構想はどうかということも重要ですが、なぜそのテーマを選んだのか、そのテーマに興味や関心を持つようになった理由は何かという点をより知りたいと思っています。また、皆さんの「人となり」の部分を深く理解するために、選考は1対1の面接を繰り返し行います。能力試験や集団面接では気付けない、もしかしたら皆さん自身も気付いていない「良さ」を見つけるため、私たちは、皆さんと真摯に向き合い、誠心誠意、丁寧に対話することで、少しずつ皆さんという「人」について理解を深めていきます。それは同時に、面接官を通じて当社の組織風土に触れ、当社で働く喜びや楽しさ、面白さを肌で感じてもらうためのプロセスともいえます。
私たちは採用活動の段階で証券や金融に関する知識を深く問うことはあまり想定していません。仕事に必要な知識は、入社してから一人ひとりの個性を尊重しながら、組織全体できめ細かくサポートする態勢を整えているからです。当社では、スキルアップできる環境に身を置きながら、ジョブローテーションにより様々な業務に触れることができます。そこで先輩から学びを得ながら、早い時期から裁量を持つことで責任感を持って働く経験ができます。
また、さらにスキルアップを目指す方には、大学院や英会話学校、資格学校の費用を会社が支援する制度を提供しています。制度を利用できる機会は全社員平等で、自ら手を挙げるとチャンスが巡ってきます。若手を中心に多くの社員が積極的に制度を利用し、業務・学習・プライベートのバランスを取りながら自己研鑽に励んでいます。
このような社内外での経験を通じて、成長した社会人として味わうことができる達成感がきっとあると思います。
最後となりますが、学生の皆さんの就職活動について日頃感じていることを少しだけお話しします。今後皆さんは履歴書やエントリーシートを作成することが増えると思いますが、これはこれまでの自分を振り返る貴重な時間になるはずです。自分自身を振り返るなかで、どうしてこの行動をとったのだろう、なぜあのように考えたのだろうなど自分への問いかけを通じて、自分という「人」への理解を深める大切な機会にして欲しいと考えています。その上で、ご自身の考え方や目指す姿と日本証券金融がマッチしていれば、ぜひ当社にエントリーしていただきたいと思います。当社の採用活動は、単なる人材確保ではなく、未来の市場を共に創り出す仲間を迎え入れる大切な活動だと考えています。冒頭でも述べたように、私たちは証券・金融界の発展に貢献し続けながら、さらに成長していきたいと考えています。その原動力となる皆さんと、選考を通じてお会いできることを楽しみにしています。
証券金融業務の公共的な役割を理解し、その使命に対して情熱を持って取り組む姿勢を持つ方。
多様な価値観を尊重し、異なるバックグラウンドを持つ人々と協働し企業価値の向上に取り組める方。
担当する業務をより深く、より広く理解することに努め、専門性を高めつつ変革につなげていくことが出来る方。
主体的に考え、積極的に挑戦し続ける姿勢を持つ方。変化を恐れず、常に改善を追求する方。