私は学芸学部の国際関係学科に所属しており、主に国際政治について学んでいました。国際関係に関することは何でも!という学科だったので、言語・文化・法律・政治体制・金融・ジェンダーなど履修していた授業は多岐に渡ります。2年生から卒業までは、台湾について研究するゼミに所属しており、学生生活の後半は台湾の政治や歴史を研究していました。
私は商学部で、主に経営学の分野を学んでおり、ゼミでは変化の激しい社会の中でも成功する企業の特徴や、取引におけるコストに着目した組織づくりについて研究していました。大学での学習と並行して、IT系のベンチャー企業で長期ワークショップも経験しました。
私も金子さんと同じで、商学系の学部にいました。経済、経営、会計など幅広く学びながら、ゼミでは物価や景気の変動を統計学の手法を用いて分析する計量経済学を研究していました。部活では、小学生の頃から続けているラグビーに打ち込んでいました。
会社法のゼミって何をやっていたの?
会社法のゼミでは、企業設立のシミュレーションを行っていたよ。その中で資金調達の方法とか事業化の流れも考えて、今思えば課題も多かったけど、情報を集めて企画を形にしていく経験は、学生時代の中でも特に力を入れたことのひとつだったなって思ってる。みんなは、力を入れて取り組んだことって、なにかある?
私の場合は、ラグビー部での活動かな。2年生では主務、4年生では主将を任せられて、プレーヤーとしてだけじゃなくて、チーム運営にも関わってた。部員が多くない部活だったからこそ、部員全員がチームに参加している意識を持てるように、一人ひとりに役割がある環境づくりを意識してたよ。
ちなみにラグビーでのポジションは?
スタンドオフという司令塔と呼ばれるポジションをしていたよ
すごいね!私も部活動には力を入れていて、中高ではバスケットボール部でマネージャーをしていたよ。ドリンクの準備やデータの記録といった日々の業務に加え、選手が怪我をしないようにケアの講習に参加して、テーピングやサポートのノウハウを学んだり、メンタル面のサポートをしたりしていたよ。マネージャーを経験できたから、自分の仕事が誰かの支えになっていると実感できることがモチベーションになっていると気づけた気がする。
私は学生学術団体での活動が一番印象に残ってるかな。国際政治に関する論文をチームで書いたのだけど、私は参考文献を読み込んで情報を共有する“情報係”みたいな役割を担ってて、議論が盛り上がって軸がブレそうなときは、話し合いの方向を整える“舵取り役” となれるよう意識していたよ。この経験を通じて、自分の役割をしっかりと理解して、チームに関わり貢献することの大切さや、みんなで何かを成し遂げる楽しさを知ることができたと思ってる。
マネージャーやインターンの経験から「人を支えること」「いろんなことに挑戦できる環境」を軸に企業を探しました。最初はインフラ業界を見ていて、就職活動を進める中で当社を知りました。先輩社員にお話を聞く会があり、証券会社に資金や有価証券を供給して証券市場を支えている点や、海外事業などにも挑戦している点が、私の就職活動の軸と一致していると思え、エントリーを決めました。
自分は「あたりまえを支えたい」という思いから、エネルギー業界や金融業界を中心に就職活動をしていました。日本証券金融は、友達と参加した就活フォーラムで初めて知りました。正直、その日の説明会では事業内容を正確に理解しきれませんでしたが、株式市場でオンリーワンの存在として、マーケットのあたりまえを支えているという点に惹かれたのを覚えています。
私は金融業界の中でも公共性が高い事業に携わりたいという思いがあり、マーケットインフラ業界を中心に就職活動をしていました。日本証券金融に興味を持ったきっかけは、貸借取引業務の公共性です。会社を知るうちに、その他のセキュリティ・ファイナンス業務への関心も高まっていき、座談会などのイベントに参加するようになっていました。
私はゼミで会社法を学んでいて、企業ができるまでのフローや資金調達の仕組みに関心を持ったのがきっかけで、金融業界を志望するようになりました。業界へのこだわりだけでなく、福利厚生や働く環境も会社選びの重要なポイントにしていました。
福利厚生や働く環境って、具体的にどんな点を意識していたの?
金融業界は、全国各地への転勤が多い印象があったけど、当社は東京と大阪の2拠点だったので、知らない土地で働く不安が少なかったのは安心材料だったよ。
私も働く環境は大切に考えていて、ライフイベントと両立ができるのか?を調べるようにしてたな。当社の就活イベントの1つに、女性の働き方をテーマにした座談会があって、子育てをしながら仕事に取り組まれている先輩社員のお話を聞く機会があったんです。先輩がすごく丁寧に話してくださって、キャリアのイメージを具体的に持てたから、エントリーしようって思えたんだ。
当社の先輩社員の対応って、すごく丁寧じゃなかった?イチ尋ねれば10返してくれた記憶がある。説明会や1Dayイベントに参加したときに、私の些細な質問に対しても、しっかり答えてくれて、すごく印象に残ってる。
うん、私も先輩社員の話を通して、会社への理解が深まったなって感じてる。
その印象は、選考の時にも感じたかも。一方的に面接されるという感じではなく、自分の事を知ろうとしてくれている姿勢や不安に感じていることを取り除こうと寄り添ってくれる感じが伝わってきて、今でも覚えてる。
そうだよね。色々な会社の選考を受けた中で、この会社が背伸びしない自然体で会話ができて、ありのままの自分を知ってもらえている気がした。
何事も親身になって答えてくれる姿をみて、この人たちとなら安心して一緒に働けると思えたのは、すごく大きかったな。入り口はそれぞれ違うけれども、人柄の良さが入社の決め手になっていることは、みんな同じだね。
入社後は2週間程度の全体研修を受け、すぐに配属先でのOJTがスタートしました。私の配属先はリテール営業部門のネットビジネス課です。個人のお客様向けの証券担保ローンを運用することが主な業務です。私は、ローンの契約締結までの事務やお客様対応、融資の審査業務などを担当しています。
私は貸借取引部の貸借取引課に配属されました。フロントと呼ばれる営業とバックオフィスといわれる事務部門の間にあるミドルバックと呼ばれるポジションで、証券会社と当社の間でおこなわれる貸借取引の運営を支えています。証券会社から入る申込み状況をモニタリングしながら、特定銘柄に申込みが集中した場合は、「制限措置」と呼ばれる注意喚起の通知を出すこともあります。
私が配属されたのは、金融証券営業部の営業管理課です。フロントの証券営業課と連携しながら、取引の決済がスムーズに進むように、口座情報の授受や取引内容の確認などを担っています。
私は決済管理部決済業務課で、当社の免許業務である貸借取引をはじめ、資金、有価証券の貸し付け取引に関する決済業務、担保の管理、 配当金や株式分割、新株予約権など株式に付随する権利の管理を担当しています。
日本証券金融の仕事はニッチだから、言葉だけで説明するのが難しいね。みんなは仕事に慣れてきた?
OJTの先輩をはじめ、色んな先輩社員に教えてもらいながら業務に取り組んだ一年だったかな。
自分もまったく同じ。先輩がいなかったら、ほんとに何もできなかったと思う。
OJTの先輩って、指導係というだけじゃなくて、「1年後は自分もこうなっていたい」と思える目標にもなるよね。部署には20代の先輩、30代の先輩もいて、それぞれの段階で、「こんなふうに働けるようになっていたい」と思える存在がいるのはありがたい。
私も金子さんと同じで、部署内に目標となる先輩方がいる。先輩方は部署内の業務改善に積極的に取り組まれていて、「今やっている業務の意味や背景をもっと見直しませんか?」と、部署全体を巻き込みながら改革を進めてる。パソコンスキルの勉強や各種研修への参加もされていて、そういった姿勢からすごく刺激を受けてる。
OJTの先輩は、本当に心強かったな。事務の仕組みを丁寧に教えてくれたり、質問や相談にも親身になって答えてくれて、この1年で、自分も「先輩のようにサポートができる人間になりたい」と思うようになった。
10年後だと、3つの部署を経験するジョブローテーションの期間が終わる頃ですよね。私は、ジョブローテーションの期間中に自分に合った業務を見つけ、この分野は中静に任せられる、と言われるような専門性の高いキャリアを歩んでいたいなと思っています。
私も中静さんと同じで、専門性を高めて、会社に貢献できればと思っています。あとは、10年間でたくさんの仕事を経験して、自主的に動いて組織を良くしていける人になれたら良いなあと漠然と思ったりもしています。
私はフロントやミドルバックの仕事も経験して、どの業務にも興味・関心をもって全力で取り組めるようになっていたいです。また、先輩たちにしていただいたように、後輩の相談に対して、しっかりと答えられるようにもなっていたいですね。
当社には資格取得をサポートしてくれる制度があるので、それを利用して証券アナリストの資格を取りたいと思っています。その他にも、英語やパソコンの資格取得にも挑戦していきたいです。あとは、三浦さんと被るのですが、自分も相談しやすい先輩や上司に出会えたので、自分もそういった周りから相談してみようと思える先輩社員になっていたいですね。