当社を取り巻く環境は近年、大きく変化しています。この変化に対応するためには、多様な社員がそれぞれの個性と強みを十分に発揮し、意欲的・自発的に業務の掘り下げと業務変革に取り組み、経験と成果を積み重ねながら成長していくことができる職場環境をつくり上げていくことが重要な経営課題であると考えています。第7次中期経営計画で策定した新たな人材戦略は、こうした認識に基づき、企業価値創造の源である人材力の基盤を強化していくための方針(人的資本ポリシー)と施策(人材育成プログラム)を取りまとめたものです。
人的資本ポリシーは、企業価値創造の源である人材力の基盤強化を目的に、人材育成をはじめとする「人的資本」形成に関する取り組みを推進していくうえでの基本的な方針です。「ビジョン」、会社が育成強化を図りたい人材像を示した「期待する人材像」、「ビジョンに向けた取り組み」で構成しており、採用、育成・キャリアパス、評価・報酬、環境整備の各方面で「ビジョンに向けた取り組み」を順次具体化していきます。
ビジョン
- 社員が持つ多様な価値観を尊重するとともに、多様な個人がそれぞれの個性と強みを最大限発揮し、業務遂行を通じて自ら成長していくことができるよう、機会の提供と支援環境の整備に努める。
- 社員が安心して業務に従事することができるよう、働きやすい職場環境づくりを推進する。
- 社員エンゲージメントの向上を図ることにより、企業活力と組織変革力を向上させ、生産性を高める働き方を実現する。
期待する人材像

ビジョンに向けた取り組み
1. 採用 |
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2. 育成・ キャリアパス |
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3. 評価・報酬 |
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4. 環境 |
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人材育成プログラムの策定
人的資本ポリシーの「ビジョンに向けた取組み」では、社員一人ひとりの自律的なキャリア形成と自らの成長に向けた挑戦を支援するため、新たな人材育成プログラムを策定することを掲げています。以下の取組みなどを通じて、人材ポートフォリオの多様化を実現させ、人材力の基盤強化を目指します。
- ITを活用した人材ポートフォリオの可視化
- キャリアオーナーシップに基礎を置いた中長期的・自律的なキャリアの形成支援
- ブレンディッドラーニングによる自己啓発 (Self-Development)メニューの充実
- 社内トレーニー制度、メンター制度の導入
- 社外経験の充実
