投資家が証券会社から買付資金や売却株式を借りて行う売買を信用取引といい、このうち、反対売買期限等が定められているものを制度信用取引と呼んでいます。証券会社が行うこれらの貸付の元となる資金や株式を証券会社に対して貸し付けているのが、日証金の基幹業務である貸借取引です。この業務を行うには、金融商品取引法上の免許を得たうえで証券取引所から指定を受けることが必要です。毎日、多くの証券会社から大量の貸借申込を受け、証券取引所での決済に必要となる資金と株式を責任を持って供給します。できるだけ幅広く制度信用取引を利用していただくよう、貸借取引で扱える銘柄の拡大と株式調達力の向上に努めています。

WORK FLOW

株式マーケットの
状況の確認

さまざまなニュースをいち早く察知し、マーケットへの影響とその後の動きを把握。

申込制限情報等の発表

特定銘柄に申込みが集中した場合、証券会社に注意喚起や申込停止措置を発表。

貸借取引申込受付

夕方、証券会社から一斉に入ってくる貸借取引の申込状況を監視。申込終了後、報道機関等に発表。

貸借取引の管理・保全

証券会社への提供書類の作成や決済までの管理、各種問合せ等に対応。