制度信用取引をサポートする貸借取引とは別に、使途制限がなく自由度の高い貸株サービスに一般貸株があります。証券会社は決済日までに必要な株式を用意できない場合や、現物と先物の裁定取引などに利用しています。さまざまな銘柄について、注文を受けてから直ちに株式の貸付を実行できるのが強みです。この業務を担当する貸株課は、生・損保等の機関投資家から株式を調達するチームと、証券会社からの貸株打診に応えて株式を貸し出すチームで構成されています。長年のノウハウが蓄積されたスピーディでダイナミックな業務です。

WORK FLOW

A社の株価に
大きな値動き発生

何かのニュースにより、A社の株価が大きく動いた場合、今後のA社株の貸株ニーズを予測。

証券会社から
貸株の打診が入る

多数の証券会社からA社株を貸してほしいという打診が入る。状況を判断しつつ貸付株数やレートを検討。

A社株の保有先と交渉

A社株を保有する機関投資家等に連絡し交渉。状況を説明し、当社の要望に沿う形で借株承諾を得る。

証券会社との貸付約定

需給状況等から貸付先証券会社を絞り込み交渉。条件を提示し、交渉が成立したら貸付約定となる。