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TRAJECTORY 成長の軌跡~ある社員の10年~

新卒入社から日証金で成長してきた社員の
歩みをご紹介します。

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少数精鋭主義の会社だから
スキルアップのチャンスが多い。

日証金を就職先として選んだ理由は、最初から1対1の面接で一人ひとりをしっかり見てくれるという印象を受けたからです。人事担当者や懇談会で接した若手社員から教育研修に力を入れていると聞いて、少数精鋭の会社なのでスキルアップのチャンスは大企業よりも多いと思ったことも、気持ちを後押ししました。
入社して最初に配属されたのは貸借取引部貸借取引課です。当社のメイン業務である貸借取引を3年間担当しました。この間に、会社の制度を利用して取得したのが証券アナリストの資格です。入社1年目の秋から勉強を始めて、翌年の春に1次試験合格。3年目の夏に2次試験を受けて資格を手にしました。資格を取得する過程で、債券や金利など貸借取引では扱わない金融商品や経済の仕組みについて幅広い知識を身に付けることができました。日常業務とは関係ない事柄であっても、一通り学ぶとそれぞれの関連性がわかって楽しくなります。その後、リスク管理部に異動した私は、もっと深く勉強したいと思い、大学院への派遣研修を希望しました。社内の面接選考を通過し、母校の大学院を受験して合格。業務の終了後に大学院へ通う生活がスタートしたのです。

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部のメンバーと妻の協力で
業務と大学院の両立を実現。

担当業務であるリスク管理と大学院で学ぶ金融工学はとても親和性が高いので、授業で得た知識は仕事をする上で大いに役立ちました。リスク管理には、基本的なセオリーがあって、その結果として導かれた数字をもとに判断します。リスク管理部に異動した当初は、この数字を正しく算出するのが自分の役割だと考えていました。でも、大学院に通って知見を深めるうちに、数字の根拠について本来的にはこうあるべきではないか、と考えられるようになったのです。それは、大学院の学びで得られた大きな収穫でした。
また、同じ時期に知識の豊富な先輩と、理想的なリスク管理のスキームに関する意見をぶつけ合ったことも、自分自身の成長を促してくれました。先輩が未熟な私の意見と真摯に向き合い、長時間にわたって議論してくれたおかげで、新たな視点や気付きを獲得できたからです。自分の業務を俯瞰しながら、会社や金融業界といった大きな枠組みの中で捉えることができました。
在学中は業務が終了してから大学院に向かい、18時20分から100分の授業を2コマ受けて帰宅するのは11時近くになります。入学する半年くらい前に結婚して、妻がサポートしてくれたおかげで、2年間通い続けることができました。もちろん、私の業務量を調整して励ましてくれたリスク管理部のメンバーの理解と協力にも感謝しています。大学院の同期は自費で通う社会人が多く、会社の派遣は私を含めて10名もいませんでした。業務と両立できずに途中で辞めてしまう人もいて、自分は本当に恵まれていると実感しました。

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充実した研修教育制度を
活用できる環境が成長の糧。

2018年の春に大学院を卒業して間もなく、資金証券部資金課に異動しました。主な業務は資金の調達と短期の運用です。今までと違い、市場のプレーヤーとして1対1で取引しなければなりません。交渉は力技と戦略性のバランスが難しい。だからこそ、好条件で資金を調達できた時は、本当にうれしくなります。
半年ほど前に子どもが生まれてからは、大学院に通っていた頃よりも効率を重視して働くようになりました。定時に会社を出れば18時くらいに家に着くので、妻を手伝って子どもを寝かしつけた後に夕食をとる毎日です。個々のライフスタイルに応じた働き方ができるのは、日証金のいいところだと思います。
いま振り返ってみれば、証券アナリストの資格を取得し、大学院で金融工学を学ぶなど、入社時には思いもよらなかったことでした。3つの部門を異動しながら職業人として、また人間として成長できたのは、制度の充実に加えて、上司や先輩をはじめとする周囲の人々が支えてくれたからです。教育研修制度の充実だけでなく、それを活用できる職場の環境こそが、成長を促す糧なのだと思います。
これから受けてみたい研修は、英語学校への通学やトレーニー派遣です。その知識を活かして、海外事業をはじめとする新たな業務に挑戦したい。そして何より、私自身が後進を支え、成長へと導く先輩でありたいと思います。

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